最近のテレビ番組は特定の企業や商品を宣伝する番組ばかりになってきた。そんな番組は昔からあったと思うかもしれない。けど今ほど多くはなかった。さらに言えば、企業や商品の宣伝やPRをするにしても、それと気づかせない工夫を多少なりともしていたはずだ。一応番組のテーマや趣旨は別にあってその上で特定の商品を紹介する必要があり、それが結果として宣伝になってしまう、という形式をとっていたはずだ。そうしないと外から批判されたり、制作者自身のクリエイターとしてプライドからそのような露骨なことはしなかったはずだ。
それが最近のテレビ離れによるCMの減少、製作費の削減などが理由だと思うが、最初から面白い番組を作る気がないかのような露骨な商品紹介番組ばかりになってしまった。今までも、通販番組が多くて呆れていたのに、通常のバラエティー番組だと思っていたものまで通販番組になってしまったみたいだ。CMで面白い番組を作ろうと思ってもたかが知れている。今後ますますテレビ離れが進むだろう。
世を見渡すとテレビだけでなくあらゆるものがPRに利用されている。それをきちんと察知しなるべく影響を受けないようにして、本当に自分が欲しいもの、したいこと常に確認していきたい。