戯言(たわごと)

ニュースのふりをした宣伝・CMが多すぎる問題

最近のメディアを見ていて注意しなくてはならないのはニュースのふりをしたCM、広報を紛れさせたニュースが非常に多いことだと思う。多いというよりほとんどの報道が宣伝・誘導するために行われている気がする。ニュースを見る時はその意図を探りながら見なくてはいけない。

グルメ・レジャー・旅行・スポーツは言うに及ばず、他国との緊張関係・電力不足・医療などの政策まで直接間接いろいろな報道で視聴者の嗜好をコントロールしようとしている。情報番組だけならまだしもニュースでもレジャー情報やグルメ情報をバンバン流して見ている人の欲を掻き立て消費に向かわせている。食品値上げで庶民の困窮を報道する一方で贅沢なグルメ情報をさも皆が楽しんでいるかの報道には違和感を覚える。またもちろんおいしいものを食べたりいろいろなところに行くのは楽しいので、自分でそれを考えて行動するならよいのだけどメディアの情報洪水に流されるままというのは避けたい。財源不足を指摘しながら多額の予算が必要な政策を求めるかのような報道も理解に苦しむ。政治のニュースは一方的な情報で誘導するのではなく多くの事実を報道して私たち自身が考えられるような情報を与えてほしい。

ニュースと広告の違いが分からないと自分が誘導されている自覚が無くなり、マスコミが報道するまま流行りのものに飛びついてしまう。また、大きく報道され社会問題になるはずのニュースが小さな扱いでスルーされてしまうのを見逃し、問題を放置するのにつながってしまう。

マスコミは短期的な利益や特定の人たちの利益ばかりを考えるのをやめ、大きな視点で報道に携わってほしい

わたしたちはマスコミ報道の意図を見極め、本当に自分に大事なものを誤らされないようにしたい

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