戯言(たわごと)

ガーシー元議員の主張に対する考察

旧NHK党のガーシー元参議院議員の除名や逮捕状請求がニュースになっています。いくつか、面白い問題、考えさせる問題があります。ので少し考えてみたいです。

まず、小さな問題ですがガーシー氏が「公約で登院しないと言って当選したのだから登院しなかった」という問題。ありなのか?とちょっと思ってしまいました。
ガーシー氏が「当選しても登院しない」と宣言して出馬するのは勝手なのでそれはそれでいいのかもしれません。しかし国会のルールは守らなければなりません。「当選してもルールは守らない」と言って当選してもルールは守らなくてはなりません。ルールを変えるのは国会全体での合意が必要なのでいくらガーシー氏に投票した人が28万人いたとしてもルールを変えることはできません。だからルールを守らないといった人に投票すること自体、無意味な行為となってしまいます。
結局、どんなことを主張しているのか、どのように実現させようとしているのかを有権者が見極めなければ、妄言にはったりに騙されることになってしまいます。

それ以上に大きな問題は、なぜガーシー氏がこんなに多くの支持を得たのかという問題でしょう。また、どうすれば他の人たちはガーシー氏を支持したような人たちの受け皿となれるのか。また、いまだガーシー氏を支持する人をどのように言えば説得できるのか。このような問題を今後もっと考えてみたいです。

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