戯言(たわごと)

WBC報道の過剰さについて

わたしは世に注目されているスターに対してアンチになってしまう良くないところがあるのですが、大谷翔平くんは最初から好感を持っています。野球のプレーだけじゃなくて、性格もよくて明るい。非の打ち所がないです。体が柔らかく、肩・腕ではなく胸から投げているような投球を見て感心しています。

そんなスーパースター大谷君が出場している今回のWBCが盛り上がっているのも当然かもしれません。まるでみんなが夢中になっているみたいです。

ですが、興味ない人も少なくないはずです。実はわたしもテレビで試合は見ていなくて、あとでニュースで結果を見ています。ですがテレビでは連日WBC関連の報道であふれかえり、すべての人がWBCに注目して応援しているように錯覚してしまいます。

これはほとんどマスコミの影響でしょう。特にテレビでの報道が過剰すぎます。ニュースの時間なのにすべてのテレビ局が何分も情報を流し続けます。しかも、特に重要な情報もないので、前日の映像を流したり観客の声を聴いたりとテレビ局もそういう努力をしているのが見て取れます。他に重要なニュースがあってもWBCの情報を優先する。それが大谷君が仲間とはしゃいでいたといった程度の情報でも。

この過剰な報道はファンにとっては嬉しいことかもしれません。なかには普段は野球に興味ないのにこの大会は応援しているというにわかファンもいるでしょう。それにしてもこの過剰な報道は何のためでしょうか?

野球人にのためでしょうか?それにしても今年のプロ野球のオープン戦の注目の低さはかわいそうになるくらいです。試合中継の視聴率を上げるためでしょうか?すべてのテレビ局が盛り上げようとしているみたいです。世の不満から世間の目をそらしたりするため、または選挙のためでしょうか?そうだとしたら恐ろしいことです。

WBCや大谷君は注目されて当然だと思います。しかしいつもながらのテレビの過剰さは違和感を感じてしまいます。何に興味を持つのかどんな情報が欲しいのかはなるべくじぶんで選びたいです。マスコミが流布する情報に流されない。本当に何が大事かを惑わされないようになりたいです。

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